建設残土、建設泥土、汚泥及び河川・湖沼等の汚泥を再利用するための
無害な固化材の提供をコンセプトに開発しました。
我が国はリサイクルプランの中で、建設残土や建設泥土の削減やリサイクルを明確に打ち出しており、
社会的な世相からも要求されています。
多くの企業から日々発生する無機系リサイクル材の有効利用を目指して開発した固化材を
建設現場から発生する残土、泥土と撹拌することにより良質な土への還元を可能にしました。
土の種類 | 含水比 | 添加量 | 備考 |
---|---|---|---|
一般軟弱土の固化処理 表層改良 発生土有効利用 |
40〜120% | 3~15% | 設計、用途により調整必要 |
有機質軟弱土 有機泥土・浚渫土 |
80〜200% | 5〜20% | 設計、用途により調整必要 |
高含水軟弱土の固化処理 | 130〜300% | 15〜35% | 設計、用途により調整必要 |
植生意識の改良 | 40~100% | 3~8% | 設計、用途により調整必要 |
名 称 | 土壌改良材 ハーデン | 形 状 | 粉体 |
主 成 分 | CaO SiO₂ Al₂o₃ ※用途により成分調整 |
pH | 9.0〜12.0(反応完了直後) |
嵩 比 重 | 0.8~0.9 | 水 分 | 5%未満 |
重金属・有害物質の含有 | 無 ※農用地基準適合 |
土・泥とハーデンが出会うと・・・
1. 土・泥中に含まれる浮遊水分とハーデンが接触反応を起こし、反応熱により水分が減る。
2. 土・泥中に含まれる浮遊水分がハーデンの成分粒子の中に吸い取られる。
3. 土粒子の周りの−(マイナス)イオンとハーデンの+(プラス)イオンが交換反応を起こし、土が団粒化する。
4. ハーデン成分と土成分と水分が化学反応を起こして結合し、土・泥が固化する。
5. 土中の炭酸ガスや、空気中の二酸化炭素とハーデン成分が反応して、固化が進む。
種類 | pH | 固化熱・対象土 | 固化速度・強度 |
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ハーデン | 初期:9〜11 ゆっくりと中性域に近づく |
発生しない 高含水汚泥・残土 |
早い(2時間〜1日) |
生石灰 | 初期:12~14 かなりの長期にわたり、高アルカリ域を呈す |
大量に発生する 汚泥・残土 |
即効(数時間~) |
セメント系 | 初期:13~14 長時間アルカリである |
発生しない 汚泥・残土 |
遅効(3日~) |